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全国選りすぐりマーケット vol.11 門司港 蚤の市

■明治、大正、100年前の趣を残すレトロモダンな港町

2019年3月、九州・門司港(もじこう)駅が100年以上の時を超え大正時代の姿を復元、グランドオープンしました。
大正時代の駅舎は1等~5等まで等級分けされていましたが、この1等として現存しているのは門司港駅以外では東京駅のみで、いずれも重要文化財に指定されています。
駅舎は外観のみならず、コンコース、改札、待合室、舎内コーヒーショップに至るまで大正ロマンあふれる優雅で上品なデザインで統一され、駅内にいるだけでもまるでタイムスリップしたかのようなときめく時間を味わえます。

この新しいランドマークを迎えた門司港は、関門海峡に面した利便性の高い港として、古くから多くの外国船を迎えた貿易港でした。そのため、海沿いには赤レンガの倉庫群が並び、街には西洋式の建造物がそびえ、洋食店ではオムライス等のハイカラなメニューが人気を集めていました。一説によると、あの「焼きカレー」も門司港の洋食店が発祥だとか。
関門鉄道トンネルの開通などで貿易の拠点としての活躍は減りましたが、レトロモダンな美しい街並みは国土交通省の都市景観100選を受賞し、1995年には行政と民間の協力のもと観光地化。一帯は「門司港レトロ」と名付けられ、デートを楽しむカップルや多くの観光客が訪れる人気スポットとして生まれ変わりました。

鉄道ファンにはお馴染みの九州鉄道記念館があるのもここ門司港。ぴかぴかに輝く蒸気機関車や、親世代には懐かしい憧れの寝台列車「ブルートレイン」等の実機が保管されており、明治の頃に作られた畳敷きの客室なども展示中です。

八角形の塔屋が特徴的な「旧大阪商船」や、門司港レトロ最古の建造物「旧門司税関」、アインシュタインも宿泊したという「旧門司三井倶楽部」など、レトロ好きにはたまらない建造物も多数現存。
この景観が地元の人々をはじめ多くの人に愛され、大切に残されてきたのが伝わってくる、ノスタルジーで胸がいっぱいになる街並みです。

 

 

■ノスタルジックな蚤の市で、時を超えたお買い物

レトロモダンな雰囲気を味わえる港町・門司港で定期的に開催されているのが「門司港 蚤の市」です。
明治時代の骨董や陶器、大正時代のビンテージ家具、昭和のレトロなおもちゃやレコードなど、様々な時代の味わいある商品が並びます。今でも使える頑丈な民芸・民具、古いブリキ看板などの大型商品から、何十年も前の薬瓶や舶来品のアクセサリーといった小物まで、品ぞろえは多種多様。デッドストックのミリタリー雑貨や、映画公開当時のポスターなど、歴史を感じさせるアイテムを発見することも。「ディープな品が多い」との評判もある骨董市です。

出店する骨董店は、福岡はもちろん九州各地のほか山口や広島からも集まるため、普段はなかなか出会えない商品と巡り合うチャンス。中には、この骨董市の為に海外からアンティーク品を取り寄せるショップもあるようです。アメリカやヨーロッパから取り寄せた輸入雑貨にはポストカードやステッカー、古写真などの紙モノもあり、手軽にレトログッズを入手できます。古物商のほか、気鋭のデザイナーズ雑貨店も出店することがあり、アンティークに限らず思わぬ珍品・逸品との遭遇にも期待です。

着物や帯、ストール、はぎれなどの古布も多く、ビンテージ物のボタンやブローチと一緒にリメイク用として購入する方も多いそう。和装のお客さんの姿もあり、人力車の走るこの街並みにしっくりと溶け込んでいます。中には、着物姿で観光中に、ふらりと立ち寄っていく方も。

テントがあるので雨の日でも開催していますが、晴れた日は紺碧に輝く海と港の赤レンガ棟が美しく、潮風を受けて爽やかな気分でお買い物を楽しめます。行楽日和の休日に、レトロ気分を満喫しながら、自分だけの宝物を探しに行くのはいかがでしょう。

 

 

【門司港 蚤の市 古物・骨董】
開催日程 2019年11月23日(土)
2019年12月14日(土)
9:00〜15:00 雨天決行(荒天の場合中止)
場所 福岡県 北九州市
門司港レトロ中央広場
入場料 無料
出店資格 古物・骨董・ビンテージ雑貨などの古いものを販売する方、陶器・民芸・民具・飲食を販売する方で門司港 蚤の市の審査を通過した方であれば、どなたでも出店できます。
出店料 1ブース(約3m×3m) 6,000円/日

2ブース (約6m×3m) 10,000円/日

キッチンカー 6,000円/日

出店募集数 35店
区画の広さ 1ブース 約 3m×3m
主催 acud. アキュッド

※詳細は公式サイトをご覧ください
>>門司港 蚤の市

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