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フリマで買った絵画に300万円の値が!

フリーマーケットでは1万円で購入されたそう

例えば、上の写真のキューピー人形にように無造作に並べられている商品の中に300万円の品物が混ざっているとしたら、皆さんはどう思われますか?
そんな可能性のある場所がフリーマーケットなのです。7月31日に放送された「開運!なんでも鑑定団」をご覧になった方なら、「あ、あの事を言っているのだな」とお気づきになる方もおられると思います。

「はい。そのことでございます」

ご覧になっていない方のために少しご説明させて頂きますと、その「開運!なんでも鑑定団」に出演された一般の方が宝塚のフリマに椅子を買いに行かれたそうなのですが、そこで有名な画家の絵画を無造作に地べたに置いて売っている出店者がいたそうです。

その方は、よくその画家の絵が飾られている美術館に行くことがあり、その絵の作家さんのことをよく知っておられたそうで、「こ、これは本物に違いない」と思ったそうです。ただ、出店者さんにはその事に気づかれないように平然を装い値段を聞くと、「よくわからないから1万円で」と言われたそうで、その方は、これまた平然を装い1万円を支払い、その絵画を自宅に持ち帰ったそうです。

「この話をするとみんなに、どうせ偽物でしょ」と言われてしまうそうで、「本物であることを証明したい!」と、鑑定団に出演されたそうです。

フリマで買った! 宝塚の! と、知っているキーワードが並べられたことで、宝塚だと毎月朝市と同時開催されている「武庫川河川敷公園」かな? などと想像しながら見ていましたが、なんと本人の評価額をはるかに超える300万円と鑑定されるとは思いもよりませんでした。

残念ながら、私はその画家の事は全く知らなかったので、おそらくフリマで売られていても素通りしてしまい、その掘出し物をゲットできたかもしれない可能性はゼロに近いのですが、ここで以前錦糸町の錦糸公園のフリーマーケットで、ジーンズを多数購入されていた男性の事を思い出しました。

知っていることが大事!

その方は、フリマで購入したものをネットオークション(当時フリマアプリはまだありませんでした)で売られている方だったのですが、1枚1枚丁寧にジーンズを吟味している様子が目にとまり、取材させて頂きました。

「自分はジーンズに詳しいから、フリマで買ってネットで売っている」とおっしゃってて、「フリマではジーンズにあまり詳しくないような方がとても安く売っているので、ありがたい。そのかわり朝早く来ないとダメだけど」というような事をお話ししてくださいました。

「なるほど~」と影響を受け、帰宅してから「ヴィンテージジーンズ」の本を購入したのを覚えています。

カタログを見るのが趣味の買物の達人

買物の達人といわれる方や、フリマの達人といわれる方は、やはり物の値段をよくご存じの方が多いです。

以前フリマの売上で毎年のように海外旅行に行かれているという主婦の方を取材させて頂いたことがあります。その方の趣味はなんと、デパートのカタログを見ること。値段とアイテムを頭にいれておけば、フリマで買うときも売るときも、「その売り時、買い時を逃さない」と、おっしゃっていました。

なかなか含蓄のあるお言葉だと思いました。

確かに、フリマガイドにコラムを書いて下さっているフリバカ日誌のハマちゃんさんも、アウトドア用品のことをよくご存じだからこそあれだけの掘出し物を毎月ゲットされているのだな・・・と思いますよね。

知らないと、よくわからない絵画がフリマで1万円なんて言われた時点で「え~」と腰が引けてしまいそうですよね。

それが300万円だったとは・・・。

売った方が「開運!なんでも鑑定団」のファンでないことを祈るばかりです。