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フリマ出店術④フリマの魅力

一度参加するとハマってしまう人も多いというフリーマーケット。
フリマにはどんな魅力があるのでしょうか?

【断捨離で荷物も気持ちもスッキリ!】

断捨離やミニマリズムという言葉が浸透し、不要になったものを中古として売る人も多くなりました。
けれどフリマアプリやオークションサイトを利用するには、ひとつひとつ商品を撮影・出品・発送するのが面倒……。かといってリサイクルショップに持っていっても、買取価格がまさかの1円単位でガッカリしたり……。
その点、フリーマーケットならまとめて一気に売ることが出来ます。ひとつひとつ値段を決めたり、値札をつけるのすら面倒な時は、ダンボール箱にまとめて「この中どれでも100円!」など、投げ売りしちゃう手段もアリ。安い商品はお客さんも集まりやすく、あっという間に売り切れ!という話もよく聞きます。
最初の二時間で売れなかったものは持ち帰るのも面倒なので、「まとめて3点で〇〇円!」「タイムセール!500円の品⇒全部100円」など、どんどん値下げして全て売り切ってしまうという手も。「どうせ捨てようと思ってた物だし……」と始めた格安セールも、ちりも積もればなんとやら、撤収時には思わぬ収入になっているかもしれませんよ。
それに、捨ててしまうと物を無駄にした罪悪感が残ってしまうこともありますが、誰かに有効活用してもらえばエコになるので気持ちもスッキリ、晴れやかに不用品を手放せます。
何より、不用品がお金に換わるのはやっぱり楽しい!
フリマには子供の頃に遊んだ「お店屋さんごっこ」のようなわくわく感があります。

【値下げ交渉はフリマの醍醐味!】

フリマアプリにおいて、値下げ交渉は「マナー違反」として嫌がられる傾向があります。顔も見えない相手から、突然挨拶もなく大幅な値下げを要求されれば、決して気分のいいものではないからです。
一方、フリーマーケットでは、値下げ交渉は「フリマの醍醐味」とまで言われています。
フリマでは顔を合わせてのやりとりになるので、イベントの一体感も相まって、和やかな交流が行われやすい場所です。お客さんも慣れている方が多く、「2つ買うからおまけしてよ~」「キリのいいところで1,000円でどう?」など、フランクに交渉してくる方がたくさん。出店者としても同じ1,000円で売るなら、値下げに難色を示して渋々1,000円で購入されるより、あらかじめ少し上乗せしておき、「よし、サービスして1,000円にしちゃう!」などと言って売った方が、お互いに楽しい買い物になります。
『笑顔で接客していたら「お姉さん、感じがいいからもう一個買っちゃう!」と言ってもらえた』
『「この商品欲しかったんです!」と出店者に伝えたら「それならこれもどう?」と奥から秘蔵品を出してもらえた』
といったお話も、よく耳にするフリマあるある。
お得に買えたら嬉しいけれど、それまでのやりとりも含めて楽しめる。それが「値下げ交渉はフリマの醍醐味」と言われる所以でしょう。

【顔が見える安心感】

断捨離でスッキリ!……とはいえ自分の持ち物ですから、それぞれ思い入れがあったり、手放しがたい物もありますよね。ずっと大切にしていたアイテムなら、やはり大切にしてくれる人に引き取って欲しいもの。また、貴重な物であれば、その価値を理解している人に持っていて欲しくなるものです。
フリマならお客さんと直接話しながらの取引となりますので、お譲りする際の安心感があります。
「ずっと探してたんです!」「これ可愛い」「このアーティスト好きなんですよ」etc……思い出の品を、喜んでくれる人に使ってもらえたら、売る側も気持ちよく手放せます。

【フリマで繋がるコミュニティ】

子育て中のママさんが子供服を売った場合、買っていくのはどんな人かというと、やはり同じくらいの年齢の子を持つ親御さんであることが多いでしょう。
「今、何歳ですか? それならこちらのサイズもすぐ着られるようになりますよ」
「この服は着脱しやすくて、じっとするのが苦手な子にも便利ですよ」
そんな商品の説明から始まり、子育て話や幼稚園の話、気付いたら全く関係のない話にまで飛んで盛り上がっていた、という方も多いそう。悩み事も多い育児中には、知らない相手だからこそ気軽に言える話もありますよね。
CDや本、ゲーム等を売った時には同じ趣味のお客さんと会話が弾んだり、カメラやドールなどの趣味の品を扱っていたら、その道に詳しいお客さんからいろいろ教えてもらったりと、お客さんと品物を通してコミュニケーションが繰り広げられる光景も珍しくありません。
また、何度か同じ地域のフリマに通っていると、出店者同士でなんとな~く顔馴染みになることもあります。隣の出店スペースの人とは半日一緒に過ごしますので、「今日は暑いですね~」「今日の売れ行きはどうですか?」なんて世間話をしながら、いつの間にか仲良くなっていることも。
年齢も性別も住んでいる場所も、趣味も職業も扱う商品もみんな違う参加者たち。「フリマ」という縁でコミュニティが広がっていくのを楽しみにしている参加者は少なくないようです。